このページを見ている奇特な皆様、最強に着飾った「うちの子」を作りたいと思ったことはありませんか?私はあります。ファッションドリーマーというゲームはそんな需要に答えてくれるゲームです。例えばどうぶつの森シリーズでマイデザインに狂うタイプのオタクにもおすすめできます。
私は前作にあたる「わがままファッション ガールズモード」などをはじめとした、いわゆる着せ替えゲームの類を全くやったことがなかったので、完全に全てが未知で触れるもの大体新鮮だったのが楽しくて、一時期狂ったように遊びまくりました。
いいから見てくれ
とりあえずこういうゲームは百聞は一見にしかずということで、とにかくうちの子を見てくれってしたほうが早いと思うので今から貼ります。
かわいいね
こういうなんかいい感じの写真撮って最強うちの子選手権をしようぜ!というゲームです。違うかも。でも公式のキャッチコピーが「今日も世界でほめられろ」なので大体合ってるかもしれません。
着せ替えゲーム初心者、服ってこんな簡単に手に入っていいんだと驚愕
まずこのゲーム、キャラのコーデをワンボタンで盗めます(言い方に難あり)。NPCでもオンライン上のプレイヤーでも、気になったコーデがあればワンポチで俺のものにできます。 あまりにも手軽にアイテムが手に入るため、序盤に懸念してた良さげな服が集まらずに飽きるということがなく進められました。
そうやってこの世界にいるあらゆる人間の服を使って自身をコーディネートしていくのがゲームの主軸となります。なんかいいねもらえるみたいなインフルエンサー的な要素もあった気がしたんですが、全く記憶にないため説明を割愛します。とにかくうちの子をかわいくしていけ! ちなみに、後述するブランドの概念があって、同じ形の服でもカラバリで雰囲気が変わってくるので、純粋な組み合わせの楽しさがあったのも良かったポイントでした。
あとトップスをインするかどうかの設定もあったりして、作り手側の狂気的なこだわりを感じました。専門家ではありませんが、3D班の苦労は容易に想像できます。こういう汎用パターン用意できない作業ってめっちゃしんどいんですよね…。
コーデ画面
この時点ですでに全体的に満足しているのですが、気になるポイントがあるとすれば、結構キャラがリアル寄りの造形なので、私が好むような典型的二次元美少女のバリエーションは少なかったりします。でもこの世界と調和しながら割と納得いく姿に落とし込めた気がするので意外と気にしていないかもしれません。
副産物:詳しくないオタクでもファッションの呼称をちょっと理解できる
全然別のゲームの話なんですが、結構前にブルアカでチャイナドレスキャラが実装されたときに、Twitterではチャイナドレスの正式名称が「チーパオ」であるというのが、一部のオタクの間で有名になった時期がありました。
ファッションドリーマーもそれに近い体験ができます。基本的に現実のファッションで使用されている呼称なのでファッションに疎いオタクにもおすすめかもしれません。
ソロプレイはかなり苦行
このゲーム、ソロプレイとオンラインプレイの2種類があるのですが、ソロプレイはかなり虚無です。でもやらないといけない。 なぜやる必要があるかというと、ヘアスタイル、アイカラー、フォトポーズ、メイク、壁紙といった、キャラクリや撮影に必須のコンテンツがNPCの好感度報酬に設定されているからなんですよね。
好感度を上げる手段として、ルカットという他の人をコーディネートするシステムがあるのですが、ソロプレイではこれをひたすら回していくことになります。 NPCはかなりの数いるんですが、狙ったキャラを選ぶことはできずランダムで出現します。 ルカットと合わせて上がる好感度によってある程度の偏りは作れますが、結局ランダムではあるので出ないときは本当に出ないです。 そうして目当てのキャラを出すためにルカットをして好感度を稼ぎつつひたすら周回します。ルカットモンスターの完成ですね。
実際私もキャラの目は青にしたくて、多分2〜3時間くらいは回したと思うのですが、その報酬を持ってるNPCに出会えず挫折しています。 まあデフォルトの範囲でも結構数はあるので妥協は可能な範囲ですが、やっぱり理想のうちの子は作りたかった…
一つ救いがあったとすれば、NPC側からのルカットをされるということがたまにあるんですが、これを見るのが苦行中の清涼剤として地味に面白かったです。 大体なんだこれなコーデではあるのですが、たまにちょっといい感じのやつを引いたときは嬉しくなります。NPCなりに似合うコーデを考えてくれてるんだな…という謎の感情移入を持つことでモチベーションを保っていました。
そのスリッパは何?
まともそうなやつもたまにある
自分のブランドという概念がゲームとして結構形になってる
ショールームというマイルームみたいな機能があるのですが、そこで自分のブランドやおすすめのアイテムを設置することで疑似セレクトショップみたいなことができます。
このゲームでは、あらかじめ用意された型紙(服などのベース)から、色などを調整して自作のアイテムとして保存できます。流石に用意されたものがベースにはなるのですが、これがかなりの数あって、結構自由度は高いです。
また、それらをまとめてオリジナルブランドとして展開することができます。ちなみにロゴも作れるんですが、これもかなり柄や色のバリエーションが豊富です。
ショールームに設置したあとはオンライン上の他プレイヤーが自分のショールームを訪問できるのですが、アイテムを見たときに「いいね」を押すことができ、ゆるいつながりを感じられて良いです。 前述の通り他人のファッションは盗み放題なので、オンラインで目にする他プレイヤーのファッションは様々なプレイヤーのアイテムが入り乱れています。現実のファッションの個性として機能しているのは面白いところです。
センスが問われるショールーム
他人に自分のアバターをコーディネートしてもらう体験はいままでにない衝撃
一番伝えたいオンライン要素の話をします。ルカットというコーディネートという機能があるのは先程も書いたとおりですが、オンラインにつなぐと他のプレイヤーによるルカットができるようになり、これがかなり良いです。このゲームの真髄だと私は思っていて、マイキャラ勢はこれだけでもやってみる価値はあると思います。
好きな色やアイテムを指定しておけば、いつの間にか他のプレイヤーがルカットしてくれるという仕組みで、このゲームはオンラインになってもルカットモンスターであることは変わりないので、オンラインのプレイヤーはNPCのルカットの合間に他プレイヤーのルカットをすることになります。
NPCのルカットは量の問題もあって正直かなり適当になりがちだと思うんですが、オンラインでは他人を意識するからなのか、プレイヤーによるルカットはいい感じになっていることが多かったです。気軽に着せ替えられる仕組みともかなりマッチしており、自分からは絶対に出ないだろうな〜というものも結構あって、世界の広さを感じました。
ルカットありがとうございます
ルカットありがとうございます2
ルカットありがとうございます3
ルカットありがとうございます4
まとめ
ソロプレイはかなり苦痛ですが、オンライン要素は全体的にかなり良いです。昨今のオンライン交流で失われがちな、純粋にポジティブなコミュニケーションをルカットを介して成り立たたせるというのが個人的にかなり衝撃でした。
善性に期待するとすれば、その人なりにうちの子の解像度を汲み取って似合うファッションを考えてくれていると思うのですが、それかなり尊くないです? 人間相手だと多分あんまりできる人いないと思っていて、キャラクターだしゲームだからこそ純粋に本人が「いい」と思う気持ちを伝えられるのって現代において貴重な体験だと思います。
最後に再びうちの子を貼って終わります。みんなも自分だけの最強うちの子を作ろう!
NPCと写真撮るのもおもしろい
かわいくあれ
撮影メニューも色々ある
単純だけどアリスっぽい服はやっぱり刺さる